ざっくりわかるファイナンス 532

アカウンティングとファイナンスの違いは利益を扱うか、キャッシュを扱うか。利益は会計基準によって異なるが、キャッシュは異ならない。Amazonキャッシュフローを最も重視している。近年、企業のグルーバル化により会計基準の統一化の流れが進んでいるが、キャッシュで考えればその必要はない。

 

近年、会計よりもファイナンスに注目が集まっている理由は、会計は曖昧であること、各国により基準が異なること、利益操作が可能であること。企業価値は将来キャッシュフローを割り引いて算出されるため、いくら利益を上げていてもキャッシュがなければ企業価値を高めることができない。

 

キャッシュフロー経営の方がシンプルでわかりやすい。

 

経常利益という概念は日本にしかない。バブル期の財テクや、資金調達のほとんどを銀行から行なっていた慣習の名残。欧米には、負債コストしか反映していない経常利益など何の意味もないという考え方がある。

 

ファイナンスの理論は良くわかったが、それを具体的に経営にどのように落とし込んでいくかということはわからなかった。世界的なCFOがどのような問題意識を持って仕事に取り組んでいるか研究するのも面白い。理論の説明本ではなく、具体的な実務への落とし込みを勉強したい。