残酷すぎる成功法則 1947

会社で出世するには何をするかは関係なく、上司に好かれるかどうか。

 

自分は今までは嫌なものから逃れるために努力をしてきた。親元から離れるために地方の大学に行った、ブラック企業から離れるために資格をとった。今の最大のモチベーションはサラリーマン生活から卒業すること。自分の居場所はここではないと転職をしたが、結局居場所はどこにもなかった。自分はサラリーマンでは楽しむことができないのがわかった。

 

成功者たちは異常な執念を持って何かに取り組んでいる。今の私の執念はサラリーマンを絶対に卒業したいということ。この会社で楽しくないのであれば、もうどこの会社に行っても楽しくないと思う。執筆の最大のモチベーションは会社を卒業すること。

 

目標を持つことが良いという説と良くないという説がある。良いという説では、楽観的な目標を持っている人の方が辛い環境を耐え抜くことができる。アメリカの特殊部隊の訓練や夜の霧を読んでもわかる。一方、目標を持った時点で脳がそれを実現したと錯覚し、満足してしまい、モチベーションがわかないので、楽観的な目標を持つことは良くないという説もある。痩せた姿をイメージした人の方がイメージしない人よりもダイエットの効果が低かったというデータもあるみたいだ。しかし、脳は目標を達成したと錯覚するから、目標を達成したかの様にふるまい、目標を達成するまでのアイデアも出やすいという説もある。つまり、目標を達成したと錯覚するため、そこに至るまでの思い出も作り出す。しか、この本で述べられているエビデンスにはいまいち説得力がない。

 

グリッドを保つには楽観的なゴールが必要と言っておきながら、ゴールを持つことは脳が達成したと勘違いするから逆効果だと。

 

むしろ脳が達成したと勘違いした方がアイデアが生まれる。脳は達成したと勘違いしているから、辻褄を合わせるために達成したまでの過程を思い出す。脳が勘違いしていた方が様々なアイデアが浮かぶ

 

脳が達成したと勘違いしてモチベーションが下がるという説は、本当に自分が望む目標設定をしていないから起こること。自分が本当に望む目標設定であればむしろ行動に対するモチベーションはあがる。

 

むしろゴールをイメージしないでどうやっで自分が行きたい場所まで行くのか。エベレストに登頂したいと思わないでどうやってエベレストの山頂に辿りつくのか。

 

望んでないにも関わらず、無理やりそんな目標を持っても達成できない。なぜなら望まない目標を持ち続けることは無理だからである。

 

ダイエットの実験も前提条件がよくわからないなら信憑性がない。その実験の参加者が本当にダイエットをしたいかどうかによっても左右される。イメージするだけで行動しなくてもいいと思っているかもしれない。

 

ゴールをイメージしなければ何も始まらない。時間は未来から過去に流れているんだから、未来をイメージしないと今やるべきことがわからない。そして自分が本当にやりたいことでないと続けることができない。

 

自分が本当は望まないゴールを設定した場合はどうなるか?途中でそのゴールは自分が望んだものではないということに気づき、ゴール自体を取り下げる。自分が本当に望むゴールであればゴール達成まで保ち続けることができる。

 

 

本を書くには10万字の文章を書くことが必要。本を読むことによりインスピレーションが掻き立てられる。1冊の本を読むと約1000字の文章を書くことができる。つまり、100冊の本を読めば10万字の文章を書くことができる。

 

これは楽観的なゴールを持っている人でないとやり遂げられない。そして、自分がやりたいと思うことでないとやり遂げられない。ゴールを持っている人でないと続けることができないし、やりたいことでないと続けることができない。

 

本を読んでえられるインスピレーションの1000文字の文章の束を組み合わせて、新しい理論を作り出す。10万字をどんな方向に持っていきたいか。単純に面白い本を書きたい。

 

成功法則について色々なエビデンスをもとに語られている本であったが、エビデンスの心証が乏しかったり、結局何を言っているのがよくわならなかった。エビデンスなんて、実験者の主観によってなんとでもなる。次々にエビデンスを覆す新しいエビデンスは発見される。

 

成功の要因なんて一つではないのに、与える人がどうのとか、優しい人がどうのとか、個別な事象を語っても意味がない。優しい人が成功するジャンルもあれば、優しくない人が成功するジャンルもある。成功までの道筋なんて何通りもあるのに、各要素のエビデンスだけをとって、優しい人にならなければいけないなんて言っても全く無意味。