マインドフルとマインドレス

習慣化したいことを1つ決める。それはなんなく達成できる。

2つめに習慣化したいことを決める。それもなんなく達成できる。

3つめに習慣化したいことを決める。だんだんしんどくなってくる。

4つめに習慣化したいことを決める。かなりしんどくなってくる。

5つめに習慣化したいことを決めたときに、全てのことが嫌になり、今までの習慣も全て止めてしまう。

人間の精神のエネルギーは限られている。意識して新しいことを習慣化することは精神的なエネルギーを使う。マインドフルな状態になっている。しかし、一日中マインドフルな状態でいることはできない。人間には無意識に行動する、適当に行動する、マインドレスな状態が必要である。

人間にマインドレスな状態が必要なのは、マインドフルな状態では全ての情報を裁ききれないからである。マインドフルな状態は目の前の1点に集中しているため、日々の全ての情報を裁ききることはできないが、マインドレスな状態は自動的にそれらを裁いてくれる。そして、マインドレスな状態でいるとき精神のエネルギーは回復する。

つまり、マインドフルな状態とマインドレスな状態を組み合わせることにより、上手に習慣化できることを増やしていける。